小春日和(和小物・着物・着付)■着物の着付【初級】3.長襦袢


 着付を習い始めると、着付の前にお針仕事があります。 半衿を長襦袢に縫い付けます。お針仕事が苦手な方でも大丈夫。現代ではマジックテープや両面テープなどで簡単につける方法もありますのでご安心ください。でも、基本は縫い付けるということを覚えておきましょう。
 長襦袢の着方で難しいのは、衣紋の抜き方ですね。最初から上手に仕上げられる方はいません。私も同じでした。やはりポイントを知ることが大切ですね。衣紋の抜き方や美しい衿元に仕上げられるよう、長襦袢についてお伝えいたします。

長襦袢の衣更え

 着物だけではなく、長襦袢も季節に合わせて衣更えをします。季節に合わせ快適に過ごせるよう、着物とはちょっとずらしての衣更えとなります。

 

袖無双(そでむそう)・・・袖が二枚で仕立てられているもの。

11月〜4月までは袖無双の長襦袢です。

 

単衣(ひとえ)・・・袖が一枚で仕立てられているもの。

5月と、9月中旬〜10月までは単衣になります。

 

夏物(なつもの)・・・生地は夏物。仕立ては単衣と一緒。

6月〜9月中旬までは夏の長襦袢になります。

 

 お解かりになりますでしょうか?着物の季節とひと月ずれていますね。袷の着物から単衣の着物へ、そして夏物へと移る時、長襦袢はひと月先に衣更えをするのです。長襦袢を袖無双から単衣に変えるだけで、随分涼しく感じます。
 夏が過ぎ、単衣〜袷に入る時、残暑もありますので 長襦袢は薄いものにしたままです。着物と同じ季節での衣更えでも構いませんが、やはり暑いですし 着ていて不快感を感じると思います。季節に合わせての衣更えをして、快適な着物姿でお出かけを楽しみましょう。気温によっては、臨機応変に合わせ方を変えても問題はありません。昔と今では、気温も変化しているのですから・・・。

 

長襦袢のTPO

 

 生地や色、地紋(模様)等によって、普段用〜礼装用に分けられます。白一色の場合は礼装になりますので、留袖、喪服になります。細かく分けると、白一色でも地紋様によって、おめでたい席用、悲しみの席用、慶弔両用に分かれています。長襦袢は人様に見せるものではありませんが、お買い求めの時には注意してお決め頂きたい点です。すでにお持ちの場合は、あまり気にせずにお召しになってもよろしいと思います。ただそのような違い等があるのだと知っておきたいですね。

 

 よそ行きの長襦袢は綸子地が多くなっています。色合いも淡く上品な模様が描かれています。普段のお洒落用には個性的な模様が多く、色合いもハッキリとしたお色でしたり、生地は綸子だけでなく、楊柳など着やすい生地もあります。紬には赤や金茶など、濃い目のお色がお洒落ですね。振りから少し見えた時に、センスの良さが分かります。

 

長襦袢の素材

 

 正絹・ウール・ポリエステル・麻などがあります。ウールは主に普段の着物に合わせます。麻は夏向けです。正絹とポリエステルは素材の違いはありますが、格等は一緒です。
 ポリエステルでも上質なものもあります。見た目には正絹との区別もつきにくいものさえあります。地の色や紋様に気をつければ、素材は気にしなくても大丈夫なのです。ポリエステルなので相手に失礼・・・ということはありません。正絹とポリエステルの組み合わせは、静電気が起きやすくなりますので静電気防止対策をお忘れになりませんように・・・。

 

ポリエステル長襦袢 各種     正絹長襦袢 各種

 

 

長襦袢生地とお仕立て

 

長襦袢生地の選び方

 夏の長襦袢は単衣生地でのお仕立てになります。夏物以外の生地は一緒で、袖を単衣に仕立てるか袖無双に仕立てるかで お召しになる季節を決めます。単衣用としてお召しになる場合は薄手のもの、袖無双をしてお召しになる場合は 厚手のものが良いですね。単衣の時期には汗ばむ頃ですので、サラッと着られる方が快適です。
 後ろのお尻部分は、生地にもよりますが裂けやすいですので、丈夫にする為に居敷当てを付けてお仕立てする方法もあります。もちろん別途料金がかかりますが、頻繁に長くお召しになる方でしたら最初に着けておかれると安心ですね。

 
 

長襦袢のお仕立て:長襦袢丈

 長襦袢丈は、身長から30cm引いた長さが おおよその目安になります。丈が長いと着付時にもう一本腰紐をかけなくてはなりませんので、ご自分の寸法通りに仕立をお願いしましょう。くるぶしくらいの長さですとちょうど良いですね。長襦袢丈が短い分には、着物から見えてしまうことはありませんので安心です。ただし夏物の場合は透けて見えてしまいますので、やはりちょうど良い寸法にしたいですね。

 

 プレタの長襦袢をお買い求めの時は、長襦袢丈が合わない方がほとんどだと思います。その場合はご自分で長襦袢丈を直しましょう!裾部分を上げるのは大変な作業になりますので、帯を巻く位置(ウエスト位置)をつまんで隠れるに決めます。つまんだ分を縫ったら、その縫い代分は上げるか下げるかしまして、縫い代が浮かないように押さえて縫いましょう。多少縫い目が曲がっても誰にも見られませんので、気にしないで頑張って長襦袢丈直しをしてくださいね。着付時に丈の調整をする手間を考えると、最初に丈直しをする方がとっても楽です!

 

半衿

 

 長襦袢には、半衿を縫い付けて着用します。半衿の種類は豊富ですので、着物に合わせてコーディネートを楽しめますね。基本のお色は白です。着物や帯とのバランスを考えて、スッキリとまとめたいですね。半衿を縫い付ける時は、しつけ糸(しろも)がおすすめです。長さもちょうど良く、取り外しの時にハサミ不要で手際よく取り外せます。

 

 洗える長襦袢には、洗える半衿白をポリエステル糸で付けておきますと、半衿を外すことなく一緒にお洗濯できますので、おすすめです。首につく部分と袖口は汚れますので、洗濯機に入れる前に部分洗いをしておきましょう。普段お召しになるものは、簡単!便利!が一番です。違う色柄の半衿を付けたくなりましたら、今ついている白の半衿の上にしつけ糸で縫い付ければ完了です。外したら、また白の半衿を使えます。いかがでしょう。半衿付けを面倒に思っていらっしゃる方、お針仕事が苦手な方におすすめです。一度お試しくださいませ♪

 

 基本の白半衿はこれ!小春愛用です♪  おすすめ! 東レバイアス半衿

 それでも、どうしてもお針仕事は苦手・・・という方には、両面テープという強い見方が・・・♪縫い付けと同様、縫う部分に両面テープで留めていくだけです。その場合、両面テープは布専用が良いですね。途中で外れてきてしまっては、お出かけも楽しめないですものね。テープの粘着力によっては半衿や長襦袢に糊残りがあるかもしれません、ご自身の判断で進めてくださいませね。

 

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