三重紐・三重仮紐
三重紐とは、「三重紐」「三重仮紐」「トリプル紐」などと言われている帯結びに使用する便利小物です。三重紐の他に、ゴムの部分が二重のもの、四重のものなどもあります。
使い方は全て一緒で、主に振袖や七五三の帯結びに使われます。この三重紐が存在しなかった頃は、帯結びの経過で作った羽根を一旦仮紐などで押さえ、次の羽根を作るという作業をして結びあげていました。手間がかかり大変だった作業は、この三重紐のお陰で簡単に素早く、綺麗な帯結びに仕上げられるようになりました。また帯結びそのものが大変豪華に仕上げられますので見映えも良く、お召しのお嬢様にも大変喜ばれます。着付師・お客様の双方にとりまして大変プラスになる便利小物です。
一般的になった三重紐
今では、三重紐は振袖用貸衣装の着付け小物セットの中に入っている当たり前の帯結び便利小物となっています。またお誂えの振袖一式には呉服店の方から勧められて購入されることも多いようです。着付に伺うと、この三重紐をお持ち方は非常に多いです。この三重紐が「必要な着付け小物」として好まれているのは、華やかな帯結びに仕上げられることが大きく影響しているようですね。誰でも美しい着付けを望みますし、人と違った素敵な帯結びを希望されますものね。着物の着付けのことはよく分からないお嬢様方でも、成人式には他の人よりも華やかな帯結びをして欲しいと願っているのでしょう。その為にお買い求めになる方が多いのではないかと思います。
お母様がお召しになった昔の振袖一式をお持ちの方でも、「呉服店に勧められたので買いました♪」と三重紐をお持ちになる方が多いです。
確かにこの三重紐は仮紐や枕を使わなくても仕上げられますので、着付師にしても大変便利な小物ですし、ご本人様も楽にお過ごしになれますのでお勧めです。迷われているようでしたら、一つお求めになられてもよろしいかと思います。
三重紐とは
三重紐は中央がゴム、両端が紐になっています。ゴムの部分は三本に分かれていて、この部分に作った羽根を通して押さえます。三重のゴムがあれば充分だと思いますが、4本、5本と、数が多くなっているものもあります。2本ですと帯結びによってはちょっと足りないと感じるかもしれませんので、3本のゴムになっているものをお求めになりましたら安心化と思います。
中央のゴムから左右についている紐ですが、メーカーによって紐の種類は様々です。滑りやすい紐で仕上げられている三重紐もあります。この紐はとても大事です。しっかり結びませんと解けてしまうこともありますので、出来るだけ滑りにくい素材のものをお選びになってくださいませ。
250円 |
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小春堂の長尺三重紐
わたくし小春の手作り長尺三重紐もございますので、良かったらご覧くださいませ。一般の三重紐と違う点は、紐の長さが大変長くしっかりと背に固定できる点です。一般的な三重紐ですと、紐は前で結びます。前で結んだだけでは背中の羽根の落ち着きが悪いので、崩れの原因にもなってしまいます。その分、帯枕で押さえるとしっかりしますので三重紐と枕を使われる方には問題ないかと思います。
小春手作りの三重紐は、前で交差させ後ろへ戻して羽根をしっかり背に固定するように結べますので、落ち着きが良く、帯枕をしなくても崩れません。
一般的な長さの三重紐をお持ちの方は、紐を縫い足すことで長くなりますね。ちょっと面倒かもしれませんが、手を加えると、帯結びの仕上がりも変わってきます。縫う際は、返し縫をしっかりとして上部に仕上げてくださいませね。途中で解けてしまったらお嬢様が大変気の毒です。ぜひお試しくださいませ。
三重紐を使用した創作帯結び
創作帯結びをお楽しみくださいませ。以下のお写真はほんの一部です。他にも多くお帯結びを発表しています。また成人式のページ、3.帯結びのポイントのページより私の創作帯結びを公開しています。ご参考にしていただけましたら幸いです♪
飛翔 | 春の訪れ | 万葉文庫 | 華寿美 |
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創作帯結びダウンロードテキスト一覧
※ 三重紐をははじめ、そのほかの便利グッズを使用しての帯結びもご紹介しています。
併せましてご覧くださいませ。
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