小春日和(和小物・着物・着付)■着物の着付【初級】7.進級


進級を迷っている方へ小春のアドバイス

 着付教室へ通おうとお決めになった時、どのような夢をお持ちでしたでしょうか?「将来は着付の先生になりたい!」「人様に着付をして差し上げたい!」「一人で着物を着られるようになりたい!」「娘の成人式に着付をしたい!」「普段着物を楽しみたい!」・・・など、色々な思いがあったことでしょう。
 私は自分で綺麗に着物を着ることができるようになりたいと思い、着付教室へ通い始めました。

 

 3〜4ヶ月で一人でお着物を着られるようになりますね。いろんな技術を教えて頂いたことと思います。自分でお召しになった着姿と先生の着姿を比べていかがでしょう?見劣りする箇所の多さに ちょっと悲しくなることもあるでしょうね。「経験が違うのですから仕方がないじゃない!」そんな声が聞こえてきそうですが、仰るとおりです。3〜4ヶ月のお勉強では着ることはできるようになりますが、美しく着上げることはまだ無理なのです。これは全ての方に共通して言えることです。「いえいえ、私は上手に着ることができているわ♪」と思われている方も、数年後のご自分と比較しますと その頃は初心者の着付姿だったとお解かりになられると思います。

 

 経験も大切ですが、いかに美しくお召しになる技法を身につけるかが大切なポイントになってきます。同じ期間、着物に携わっていても、ご自分で楽しむだけの着付の方と、お教室にて多くの技法を学ばれた方とでは、着姿に違いが出るのは当然ですね。

 

 皆さんは今後どのような着姿をお望みでしょうか?「美しく着たいに決まっているけれど・・・お授業料や免許料が・・・。」そうですね。確かにお金がかかってきます。着付け以外にもお金を使いたいことが多くあるでしょうから悩みますね。お免状は、必ずしも取る必要はないと思います。お免状を頂いていても、技術が伴わなければ何の意味もないと思います。私が生徒だった頃、こんな風に感じていました。
 

  試験を受ければ皆 合格する。どうして? 上手な人も下手な人も皆 合格。
  お免状の意味はあるのかしら? 高いお金を支払う意味はあるのかしら?

  ・・・・・・・。

 


 私としては納得できませんでした。納得できないながらも、他に上達する方法を知らない私は、進級し続けました。それは今しかできないことだと思ったからです。

 

 お免状を取得しただけでは終わらせたくないと思っていましたので、技術は絶対に忘れないようにすることを強く思いました。そうでなければ支払ったお金がもったいないですから・・・。お金は支払ったのに、技術を忘れてしまえば人様から必要とはされなくなってしまいます。着付のお免状を持っていても、技術が伴わなければ意味がないですものね。

 

 着付学院内で講師をされる場合は最後のお免状まで習得が必要ですが、学院外での着付けをされる場合は、お免状はほとんど必要ありません。着付に伺う時に資格のことを聞かれたことは一度もありません。要するに、着付師の技術で判断されるということです。上手に着付が出来ればそれで充分。生徒さんも上手に着る方法を教えてくれる先生でしたら、お免状のことなど関係ありません。しかし生徒さんご自身が、お免状を取りたいと考えている場合は、着付学院等での先生に教わる必要があります。学院に関わっていませんと、その学院でのお免状は発行することが出来ませんもの当然ですね。

 

 将来のことはまだ考えられないかもしれませんが、講師・着付師になりたいなどと全く思っていなかった私のように、いつの日にかそうなっていることもあります。お免状は、後にお金をお支払いすれば頂ける場合と、お免状を取らないと進級できない場合があると思います。慎重に考えてお決めくださいませ。どちらにしても 後悔をしませんように・・・。

 

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