8.展示会へのお誘い
着付教室で、展示会のご案内を頂くこともあると思います。 どうしようかと迷いますね。「行ったら買わされるかも・・・」 「勧められると断れない性格だから・・・」など。 心構えと注意点をお伝えいたします。
目的を決めましょう
展示会へのお誘いは 不安もあるでしょうが、足を運ばれるとお勉強になることが必ずあります。
教本にも色々書かれていますが、実際に目で見てみると違い等がよくわかりますね。
呉服店の展示会ですと「お勉強で」ということはなかなか難しいと思います。
しかし着付教室の展示会でしたら、あくまでも「授業の一環として」ですので、勉強が目的です。
先生もそのことは良く心得ていらっしゃいますので安心できます。
何か和装品で気になるものがありましたら、事前に先生に聞いてみておくと良いですね。
見てみたい、触ってみたい、自分に似合う着物の色柄を知りたい・・・なども伝えておきましょう。
財布の紐はしっかりと
展示会等で商品を見ていると、感覚が少しずつずれてきてしまいます。
何十万もする着物はとても買えません。・・・と思っていても十万円を切っている商品を見ると
「これは安い!」などと思ってしまいがちです。
その商品がお買い得かどうかは判断のできる眼を持っていないと、なんとも言えませんね。
販売員の方のセールストークに負けないように、自分の意思をしっかりと持っていれば大丈夫です。
それでも、どうしても欲しくなった時は「これはあと何年着られる?」
「自分の手持ちのものと上手にコーディネートできる?」「本当に私の好み?」
などと、自分に問いかけてみましょう。
ひとつでも何か引っかかることがあれば見送った方が良いですね。
せっかく購入しても、その引っ掛かりの為に 箪笥の中で
出番が回ってこないことも起こりますので・・・。(ハイ。私は経験者です。)
帯締一本でも・・・
着物のコーディネートは少しの色の濃淡でも雰囲気が全く変わってきますね。
色の記憶は曖昧です。確かこのくらいの色だったわ・・・なんて思っても違っていることがほとんどだと思います。
帯締一本でも結構なお値段がしますね。
お買い物に失敗したら悲しくなってしまいます。きっとそれは使われることがないでしょう。
そうならないように、何か買いたい小物があれば、それに合わせたい着物や帯を持参するようにしましょう。
展示会場で、着物と帯を広げさせて頂き、その上に帯締や帯揚、半衿等を乗せてコーディネートしてみましょう!
楽しみながらのお勉強になりますし、完璧なコーディネートは自信を持って着ることができます。
荷物になって大変かもしれませんが、あとで後悔はしないお買い物になります。
着物の残布があれば残布でも良いですね。
私はいつも 生徒さんにそうのようにお伝えしています。
一人ではなく
展示会へ行かれる時は、必ずお仲間と一緒が良いですね。
断りきれない時にお互いに助けてもらいましょう。
「そろそろ時間だわ」「子供の迎えの時間に間に合わないわ」
「似たようなものを持っていたわよね」「雰囲気が貴女らしくないわ」
など、困っていそうでしたらお互いに助け合いましょう。
お若い方でしたら、お母様とご一緒も良いですね。
お母様のお立場でしたら、娘さんに着させたい色柄もあるでしょうし、いろんな発見もできるかもしれません。
また、運が良かったら、お母様がプレゼントしてくださるかもしれませんね。
私にもありました。母の好みと私の好みが違い、結局二枚の着物を買ってもらいました!
今は亡き母との懐かしい思い出です。
仕立てをお願いする時
運が良く、お好みの着物などに出合った時はお仕立ての注文をすることになりますね。
いつものお抱えの仕立て屋さんへお願いする時は必要な裏物を購入しておきましょう。
すぐに仕立てに出せますし、後で裏物を合わせようとすると、面倒になったり合うものを見つけられなかったりということがあります。
展示会場でお仕立てをお願いする時の注意点をお伝えしますね。
初めてご自分の着物を仕立てる時は採寸して頂く訳ですが、新人さんにお願いしないでベテランさんに採寸をして頂きましょう。
体形によっての配慮等も大切です。ちょっとしたことで着易くも着難くもなってしまう仕立寸法です。
大切な採寸は、熟知している方にお願いしましょう。
以前にも着物を作ったことのある方は、必ず前に仕立てた着物の寸法に合わせてお願いしましょう。
その着物が着難いようでしたら、その箇所を変えて 他は寸法を統一しましょう。
呉服店によってはその都度採寸をしてくださるところもありますが、着物の寸法が統一されていないと、
着物と長襦袢の寸法がそれぞれ違ってしまいますね。
この着物に この長襦袢を合わせたいと思っても、あわせることができなくなってしまう可能性があります。
大切なのは、裄丈(袖巾+肩巾)と袖丈です。身幅は多少変わっても問題はありません。
全て「着物寸法」から割り出しますので、ご自分の着物寸法をしっかり覚えておきましょう。
当日、寸法が分からなければ後日連絡をしましょう。
その際は必ず書面に控えをもらうようにしてくださいませ。
仕立てあがってから 寸法が違った時、口頭だけでは何も証拠がありません。
お直し料がかかってはもったいないですから、キチンと対処できるようにしておくことも大切です。
ご自分の手帳等に「私の寸法表」を記載しておきますと便利ですね。
裏物・仕立の価格
展示会で見つけた着物や帯は、あくまでそのものの価格です。
当然着物の裏物(胴裏・八掛・衿裏・背伏・羽裏など)や仕立代がかかってきます。
この金額が意外とするのです。ですから、商品についている価格プラス何万円かはかかります。
購入を決めるときには必ずトータルの価格を教えて頂いてからにしましょうね。
帳場(会計)に行ってから「えっ?こんなにするの?」とならないように・・・。
中には裏物や仕立て込みの価格になっているものもありますが、
裏物とお仕立代の金額のことを忘れずに 頭に入れて、商品を見るようにしましょう。

初級


















