雨コートの種類
雨コートはコートの丈が床すれすれまである一部式のものが一般的です。寸法は、袖は着物より1cmほど長めの丈。雨コート丈は短すぎますと着物が濡れてしまいますし、長すぎても歩きにくくなりますのでご自分の丁度良い寸法にしましょう。私は、足袋が隠れるくらい(草履に着くか着かないか)の丈にしています。
仕立て上がっている雨コートでも、丈を直すことは可能です。スカートの裾上げと同じ要領で直しましょう。購入するサイズに悩んだら、ワンサイズ上の雨コートを購入し 裾を直すようにした方が着物は濡れずに済みます。雨コート丈を重視して決めるのが一番です。
二部式の雨コートもあります。上は道行コート、下は巻きスカートような形をしています。二部式は雨が上がったら上だけを道行コートのようにお召しになれます。二部式ですと、雨コート丈はご自分で調整できますので、購入の際に丈を気にする必要はありませんね。
仕立て上がっている雨コートはその価格で購入できますが、反物から仕立てをする場合、表示価格に仕立て代が加わります。総額いくらかかるのかを確認するようにしましょう。
一部式雨コート
仕立て上がりの雨コート、また雨コートの反物からご自分の寸法に仕立てることもできます。お値段にも随分差がございます。初めてでしたら、仕立て上りの雨コートがお手頃価格です。雨の日が楽しくなるような色柄を選ぶのも良いですね。お顔映りも重要なポイント。長くお召しになる雨コートですので、ステキな雨コートのご縁がありますように・・・。
反物からお仕立てをされる場合、雨コート丈は必ず、着物をお召しになった状態で採寸しましょう。雨コートが欲しいと思いましたら、お着物で呉服屋さんへ足を運びましょう。ご自分で雨コート為を測るのは難しいと思いますので、何方かにお願いするといいでしょう。呉服店によっては、裾の仕立てのみ仮の状態で一旦届き、試着して寸法が分かってから裾を縫ってくださるところもあります。前で結ぶ紐の結び加減でも、丈に微妙な影響を与えますので、上手に調整をしたいですね。
雨コート各種
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二部式雨コート
二部式雨コートは、仕立てあがっているものが一般的ですね。寸法を気にすることなく購入することが出来ますので、お買い求めになりやすいと思います。
着用時に注意して頂きたいのはコートの下(巻きスカート状になっているもの)の丈です。後ろのお太鼓にかかってしまいますと、帯によってはシワになりやすいことも考えなくてはいけません。ご自分の丁度良い丈に直して、帯にシワを残さないように工夫されるとよろしいですね。
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