小春日和(和小物・着物・着付)【中級】羽織・羽織紐

羽織・羽織紐

 羽織はコートと違い、お部屋の中で脱がなくて良い羽織物です。ですから レストランや建物の中に入る時に入口で脱ぐコートに比べて楽ですね。お洒落な羽織が多く出ていますので、何枚か欲しくなってしまいます。羽織も長めのコート丈が主流ですが、身長に合わせて丈を調整しましょう。私のように身長の低い方があまり長すぎるコート丈ですとやはりバランスが悪いですものね。プレタ(お仕立て上がり)の羽織は特に注意が必要です。
 羽織紐の種類も豊富に出ていますね。羽織に合わせて、その日の気分に合わせて楽しめます。手作りの大好き方でしたら、ご自分で作れますので、オリジナルのお洒落を楽しんでみるのも良いですね。

 

羽織について

 

 丈が長めの羽織を「長羽織」と言います。長さがありますので、お洒落というだけでなく 温かいですね。気をつけたいのは柄物の羽織です。コートに比べて大胆な色柄が多い為、着物との兼合いを考えなくてはなりません。ゴチャゴチャしたコーディネートでは、派手すぎて目を覆いたくなってしまいますね。羽織が華やかな色柄でしたら 着物は落ち着かせる、またはその逆ですね。せっかくのお洒落が台無しになりませんように気をつけましょう。
 (こちらに関しては、柄足袋とのコーディネートも同じです)

 

 プレタの羽織が主流ですが、反物からお作りになられてもお洒落ですね。コートと同様に 羽裏(肩裏) が必要になります。羽織でしばらくお召しになった後、コートにお仕立て直しをすることも出来ます。コートはあまり派手な色柄は使いませんので、のちにコートへお仕立て直しをお考コートした時の色柄をイメージして決めると良いですね。

 

※仕立て直しを予定されている場合、ミシン仕立て、またはミシン併用のお仕立てで羽織を作られますと、コートへの仕立て直しでがきない場合がありますのでお仕立て前にご確認されることをお勧めいたします。これは着物でも同じです。手縫いでしたら仕立て直し可能です。

 

 私は以前、母の黒の絵羽織を道行コートに仕立て直しをお願いしました。黒羽織は昔流行ったようですね。普段の着物に黒羽織を羽織ることで格を上げることができるため、重宝したのだと思います。母の形見の羽織ですからそのまま着たいと思いましたが丈が短めでしたし、大切にしたいと思い仕立て直して袖を通すことにしました。

 

※コートから羽織に仕立て直しをすることは出来ませんのでご注意くださいませ。

 

羽織紐について

 

 羽織に必要なものは羽織の紐です。前で結ぶ紐タイプやマグネットタイプのもの、ループに掛けるだけのものもありますのでお好みでお求めくださいませ。出先では脱ぐ必要のない羽織ですから、羽織紐のタイプは特に問題なくお選びいただけますね。羽織紐を変えるだけで雰囲気も随分と変わりますので、お洒落も楽しめます。
 羽織紐で注意したいのは、帯締との兼合いです。同じ位置に帯締と羽織紐がきますのでバランスを考えましょう。羽織紐を強調させたいのでしたら、帯締はシンプルに。帯留などでお洒落したいのであれば、羽織紐はシンプルに。

 

  羽織でも、訪問先で脱ぐ予定の場合もありますね。そのような時は帯留がお勧めです。羽織をお召しの間帯留は左右どちらかに隠しておきます。羽織姿はシンプルな帯締一本になりますので、羽織紐が引き立ちます。そして訪問先で羽織を脱いだ時は、帯留を中央に戻します。そうしますとお着物姿になられた時も素敵ですね。ちょっとしたことで、とても素敵に装えます。

 

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